病害虫・雑草図鑑
雑草
ツメクサ Sagina japonica (Sw.) Ohwi ナデシコ科
分類
一年生(越年生)ナデシコ科(ツメクサ属)
生態・特徴
- 分布
- 北海道~沖縄
- 形態
- 茎は根元で多数に分枝し、地を這うように生育する。茎は枝分かれし、葉は線形で対生する。枝先や葉腋から細い花柄をのばし、白い5弁花をつける。柄やがくに腺毛がある。
- 繁殖器官
- 種子
- 種子
- 畑地、空き地、道端などで生育する。
ゴルフ場ではフェアウェイ、ラフ、グリーンで発生する。地に這うように生育するためグリーンでは刈込に耐える。

ツメクサ
発生消長

※地域により発生時期が異なる。
防除方法のご提案
- 秋と翌春の発生前に土壌処理剤を散布し、発生後は茎葉処理剤を散布する
- 地を這うように生育するため刈込や踏込に強く、耕種的防除は難しい。
土壌中の地表面に近い箇所から発芽し、ひげ根が浅いため土壌処理剤が有効である。秋と翌春の発生前に土壌処理剤を散布することで発生を防ぐ。発生後に生育したツメクサにはホルモン型茎葉処理剤が有効。ただし、茎葉処理剤は気温が低いと効果が落ちることがあるため注意する。
弊社のおすすめ防除剤
雑草発生前の有効剤・土壌処理剤
雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤
