病害虫・雑草図鑑
雑草
セイヨウタンポポ Taraxacum officinale Weber ex F. H. Wigg. キク科
分類
多年生キク科(タンポポ属)
生態・特徴
- 分布
- 北海道~沖縄
- 形態
- ヨーロッパ原産の帰化植物で、近年は在来種のカントウタンポポよりもセイヨウタンポポの発生が多い。葉は粗い鋸歯があり、春に花茎を伸ばし頭状花をつける。種子の綿毛により、風で遠くまで種子を伝搬する。
セイヨウタンポポは総苞片が反り返るためカントウタンポポと区別できるが、近年ではセイヨウタンポポとカントウタンポポの交配種の発生が確認されている。
- 繁殖器官
- 種子
- 発生場所
- 道端、空き地、畦畔などで発生する。
ゴルフ場ではフェアウェイ、ラフで発生する。
セイヨウタンポポ
発生消長
※地域により発生時期が異なる。
防除方法のご提案
- 芝地周辺の除草をする
- キク科雑草は風で種子を伝搬するため、遠くまで種子が飛び発生場所が拡大しやすい。芝地周辺のタンポポの除草を徹底する。
- 発生後は株が大きくなる前に茎葉処理剤で除草する
- 株が大きくなると除草剤の効果が低下するため、株が大きくなる前に茎葉処理剤を散布して除草する。
弊社のおすすめ防除剤
雑草発生前の有効剤・土壌処理剤
雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤