病害虫・雑草図鑑
雑草
メヒシバ Digitaria ciliaris (Retz.) Koeler イネ科
アキメヒシバ Digitaria violascens Link イネ科
分類
一年生イネ科(メヒシバ属)
生態・特徴
- 分布
- 北海道~沖縄
- 形態
- 茎がほふくし、節から発根するため刈込に強い。メヒシバは葉鞘に毛が密生するが、アキメヒシバはほとんど毛が無く、葉は小型で細い。近年は先の2種とは形態的に異なるメヒシバ類が増加している。
- 繁殖器官
- 種子
- 発生場所
- 畑地、畦畔、道端、空き地などで発生する。
ゴルフ場では主にフェアウェイ、ラフ、ティで発生するが、ベントグリーンでも発生し、問題となっている。

メヒシバ

アキメヒシバ
発生消長

※地域により発生時期が異なる。
防除方法のご提案
- 発生前に土壌処理剤を散布する
- メヒシバは春から夏にかけて長期間発芽する。残効性が長く、発芽後2~3葉期まで防除できる薬剤が望ましい。
- 目土に種子が混ざらないようにする
- メヒシバ種子は目土に混入していることがある。消毒・殺種子済みの目土を使用する。
- 発生源を防除する
- 発生源で種子が生産され周囲に拡散されるため、発生源における防除をこころがける。
- 結実させない
- 種子を生産させないよう、出穂時期までに防除する。
弊社のおすすめ防除剤
雑草発生前の有効剤・土壌処理剤
雑草発生前~発生初期の有効剤・土壌処理剤
雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤
