ベントグラス、ブルーグラス、ライグラス
ピシウム病:Pythium arrhenomanes、P. vanterpoolii、P. volutum、Pythium spp.
赤焼病:P. aphanidermatum
ピシウム病:年中発生する。
赤焼病:7~9月に発生する。
ピシウム病:直径約数cm~40cmの不整形または類円形パッチ、冷涼期ピシウム病ではリング状パッチとなることもある。温暖期ピシウム病ではパッチの境界が不鮮明なものが多い。また、播種後の芝草にはピシウム性の苗立枯病が出やすいため、注意が必要。
赤焼病:発生初期は数cmの小型パッチであるが、病斑進展速度は速く短期間で大型化する。パッチの周縁部は紫を帯びた灰褐色となり、綿状の菌糸が立ち上がっているのが肉眼でも観察される。熱帯夜が続き、まとまった降雨があった場合には要注意である。排水不良土壌での発生が多い。発病進展は極めて速い。