ベントグラス、その他寒地型芝草、日本芝、バミューダグラスなど
ホコリタケ類、コウムラサキシメジ、シバフタケ、キコガサタケなど担子菌類(キノコ)
春~秋季に発生する。
パッチの形状はキノコの種類によって異なるが、一般的に直径数10cm~数mのリング状で濃緑色を呈するものが多く、高温時には枯死帯が発生する。また、子実体(キノコ)を生じることもある。地下10~15cmに撥水性の菌叢を発達させ、水分が芝草根圏に到達しにくくなり枯死に至ると考えられている。また、菌が産出する生理活性物質が濃緑化に関係しているとする説もある。未熟な有機質の混入が多い土壌で発生しやすい。
発生前の予防散布。病原菌によっては土壌深くまで生息しているので、土壌浸透剤の併用やエアレーションに合わせた薬剤散布も有効。