病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

雑草

タチイヌノフグリ Veronica arvensis L. オオバコ科

分類

一年生(越年生)オオバコ科(クワガタソウ属)

生態・特徴
分布
北海道~沖縄
形態
ヨーロッパ原産の帰化植物。秋に発生して越冬し、翌春から生育する。茎が直立するように生育し、葉は茎の下部で対生、上部で互生して広卵型でほぼ無柄、鋸歯がある。春から夏にかけて茎の上部に穂状の青紫花をつける。
繁殖器官
種子
種子
畑地、空き地、道端などで生育する。
ゴルフ場ではフェアウェイ、ラフで発生する。耐陰性が強く刈高の高い芝地でも生育する。
  • タチイヌノフグリ
    タチイヌノフグリ
発生消長

タチイヌノフグリの発生消長
※地域により発生時期が異なる。

防除方法のご提案
秋と翌春の発生前に土壌処理剤を散布し、発生後は茎葉処理剤を散布する
発芽から3~4葉期までは生育が緩慢で、根が浅いため発生前~初期の土壌処理剤の散布が有効。残効性のある土壌処理剤を選択する。
発生後はホルモン系茎葉処理剤が有効。ただし、気温の低い時は茎葉処理剤の効果が落ちることがあるため注意する。
弊社のおすすめ防除剤

雑草発生前の有効剤・土壌処理剤

雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤