病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

害虫

マメコガネ Popillia japonica

分類

コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科

形態・特徴

ふ化幼虫は体長約2mm、終齢幼虫は体長約27 mmで乳白色。芝の根部を食害する。
成虫の体は歪菱形型で扁平、体長は9~13mm、胸部は金属緑色、前翅は黄褐色である。成虫は作物の葉を食害する畑作害虫として知られる。
幼虫が芝草の根を、成虫が花卉、樹木を食害し、大きな被害を与えている。

  • マメコガネ成虫
    マメコガネ成虫
  • マメコガネのラスター(幼虫の尾部の毛)
    マメコガネのラスター
    (幼虫の尾部の毛)
生態・発生消長
  • 年1回の発生で成虫は6月中旬~8月下旬に発生する。
  • 成虫は昼行性で、餌植物上で盛んに摂食・交尾し、夕方は芝に潜って産卵する。
  • 幼虫はコウライシバやライグラスなどをよく食害し、摂食の旺盛な2~3齢幼虫の発生する8~9月は高温・乾燥も相まって被害が大きくなる。
  • 幼虫で越冬し、越冬後も再び芝を食害するため春先の芽出しにも影響を与える。
防除方法のご提案

幼虫発生初期に殺虫剤を散布する。
マメコガネの防除方法