病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

害虫

ヒラタアオコガネ Anomala octiescostata

分類

コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科

形態・特徴

ふ化幼虫は体長3.5mm、終齢幼虫は体長24mmで乳白色。芝の根部を食害する。
成虫は緑色まれに銅紫色を帯び、体長9~12mm、おおむね楕円形でやや扁平である。成虫は土壌中から地上部へ移動の際に芝草を盛り上げてしまう被害を発生させるほか、人へ不快感を与える不快害虫となる。

  • ヒラタアオコガネ成虫
    ヒラタアオコガネ成虫
  • ヒラタアオコガネのラスター(幼虫の尾部の毛)
    ヒラタアオコガネのラスター
    (幼虫の尾部の毛)
生態・発生消長
  • 年1回の発生で成虫は4月~5月中旬頃地上に出現する。
  • 成虫は昼行性で晴天の日の8~12時頃、盛んに芝草上を低く飛翔する。
  • 幼虫はコウライシバなどをよく食害し、7~9月頃にバンカー回り、フェアウェイ、ラフ、ティーイングエリア等に被害を発生させる。
  • 新成虫は9月下旬から土壌中で見られ、成虫で越冬する。
防除方法のご提案

幼虫発生初期に殺虫剤を散布する。
ヒラタアオコガネの防除方法