病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

害虫

ドウガネブイブイ Anomala cuprea

分類

コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科

形態・特徴

ふ化幼虫は体長約5mm、終齢幼虫は体長約45mmで乳白色。芝の根部を食害する。
成虫の体は短卵型、体長は17~25mm、全体が銅色だが、青銅~緑銅色の変異がある。
成虫・幼虫ともに重要な農業害虫として知られている。成虫は周辺の畑から飛来して芝地に産卵し、幼虫が芝を加害することで問題となった。

  • ドウガネブイブイ
    ドウガネブイブイ
生態・発生消長
  • 年1回の発生で成虫は6月上旬~9月下旬に発生する。
  • 成虫は夜行性で、19~20時を中心に芝草に飛来する。夜間は活発に飛行する。雌成虫は交尾後地中に潜って産卵する。
  • 幼虫はコウライシバやベントグラスなどをよく食害し、グリーンやティーイングエリアで被害が現れやすく、摂食の旺盛な3齢幼虫となる8~10月には特に顕著になる。
  • 幼虫で越冬する。
防除方法のご提案

幼虫発生初期に殺虫剤を散布する。
ドウガネブイブイの防除方法