日本芝
Phialophora sp.
4~6月及び10~11月に発生する。
病原菌の感染はほぼ通年確認できるが特に春期の密度が高い。春期には黄緑色~淡褐色の小型の不整形パッチとなり全体が生育不良となる。盛夏には回復するものの、冷夏には夏期でも病勢は衰えない。有機質が少なくサンディーな箇所での被害が大きい。病原菌は地際直立茎に褐色菌糸束及び掌型の菌足を発達させる。有機質の欠乏及び低温期の過乾燥にも注意が必要である。
発病後は薬剤処理による回復が難しいため、秋季の予防散布が重要。