病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

病害

かさ枯病

発生草種

ベントグラス、ライグラス

病原菌

Pseudomonas syringae pv. atropurprea

発生消長

晩秋~春期。特に早春期の発生が多く、病勢も激しい傾向がある。

生態・特徴

パッチは大小さまざまの不整形や類円形で、多くは赤褐色の葉枯症状を呈する。葉身に赤みを帯びた壊死斑、水浸状斑、および黄色のかさ(Halo)を形成することがあるが、グリーンのように短く刈り込んだ芝草では不明瞭なことが多い。

  • ベントグラス(グリーン)のかさ枯病
    ベントグラス(グリーン)のかさ枯病
  • ベントグラスのかさ枯病
    ベントグラスのかさ枯病
防除方法のご提案

防除適期は初発前~発生初期だが、細菌性病害のため難防除と考えられる。薬剤散布に併せて刈り高を上げるなどの耕種的防除により芝草へのストレスを軽減させることも重要である。
防除方法のご提案/かさ枯病