病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

病害

疑似葉腐病(春はげ症、象の足跡)

発生草種

日本芝

病原菌

春はげ症:binucleate Rhizoctonia AG-D(I)
象の足跡:binucleate Rhizoctonia AG-D(II)

発生消長

春はげ症:3~4月に発生する。
象の足跡:5~6月及び10~11月に発生する。

生態・特徴

春はげ症:晩秋期から感染が始まるが、萌芽期になって急激にパッチが現れる。灰白色~淡褐色を呈し、直径20~50cmのパッチが多いが、融合して不整形となり大型化する。地下部の傷みは比較的軽微である。床土がサンディーな箇所での被害が激しい。また、低温期の過乾燥は発病を助長する。
象の足跡:特に晩秋期の病勢が激しい。コウライシバよりもノシバの方が罹病しやすい。直径20~40cmの灰褐色~褐色パッチとなる。激発するとパッチが融合して茎葉部全体が灰褐色に枯死する。しかし、地下部の傷みは少なく翌春の萌芽には殆ど影響しない。

  • コウライシバ(フェアウェイ)の春はげ症
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  • コウライシバ(フェアウェイ)の象の足跡
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    コウライシバ(フェアウェイ)の象の足跡
防除方法のご提案:春はげ症

散布適期は晩秋期である。春期に発生してからでは効果が殆どない。
防除方法のご提案/疑似葉腐病(春はげ症)

防除方法のご提案:象の足跡

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