特長
- 本剤は草刈り軽減剤です。散布した雑草の草丈を一定以上に伸長させないという、生育抑制作用を発揮します。
- 法面等での危険を伴う草刈り作業の回数軽減、刈り草除去等の経費・労力の軽減ができます。
- 法面等の裸地化を防ぐことにより、土壌流亡の防止や景観の維持が可能です。
- 茎葉処理タイプなので、処理後速やかに植物体内に吸収され、降雨による影響が極めて少ない薬剤です。
- 一年生雑草から多年生雑草まで広範囲の雑草に対して効果があります。
- 日本芝内でも使用でき、広葉雑草を枯殺しつつ、芝の草丈伸長を抑制することができます。
- 西洋芝(ベントグラスやブルーグラス)に発生したスズメノカタビラの出穂を抑制します。
- 近年、ケガをする恐れが指摘されている、果実(種子)にトゲを持つメリケントキンソウの防除にも有効です。
- ショートキープノズル(4頭口、ワイド)を動力散布機に接続することにより、散布の際の飛散を極力抑え、且つ広範囲に薬液を均一に散布できます。薬剤の効果を最大限に引き出し、効率的な薬剤管理作業が可能となります。
※4頭口:走路緑地の路肩等(幅員が狭い)の場面に適しています。
※ワイド:6頭口で、切り土法面などの上段まで均一・効率的な管理が可能です。
- 人畜や環境に対する影響が少なく、有効成分の投下薬量が少ない薬剤です。
適用雑草と使用方法
この表は横にスクロールしてご覧いただけます。
| 作物名 |
適用 場所 |
適用 雑草名 |
使用 目的 |
使用 時期 |
使用量(m²) |
使用方法 |
総使用 回数* |
薬 量 (ml) |
希釈水量 (ml) |
樹 木 等 |
公園 庭園 堤とう 駐車場 道路 運動場 宅地 のり面 鉄道等 |
一年生 及び 多年生 雑草 |
草丈抑制 による 刈り取り 軽減 |
雑草生育期 又は刈取後 (草丈30cm~50cm) |
0.5~1.0 |
通常散布 100~200 少量散布 25~50 |
植栽地を除く 樹木等の 周辺地に 雑草茎葉 散布 |
3回 以内 |
ニセ アカシア |
― |
雑草生育期又は 刈り取り後再生期 |
1.0 |
100~200 |
| アレチウリ |
雑草生育期
|
0.5~1.0 |
| クズ |
雑草生育初期 (5~6月) |
つる径 (cm) |
使用量 (ml/株) |
| 2.0以下 |
0.5 |
| 2.1~3.0 |
1.0 |
| 3.1~4.0 |
1.5 |
| 4.1~5.0 |
2.0 |
| 5.1以上 |
適宜増量 |
|
原液 |
植栽地を除く 樹木等の 周辺地に つる注入処理 |
林木
|
林地
|
| 日本芝 |
― |
一年生 及び 多年生 広葉雑草 |
春夏期 芝生育期 (雑草生育期) |
0.5~1.0 |
100~200 |
雑草茎葉 散布 |
日本芝 (のしば) |
メリケン カルカヤ |
春夏期 芝生育期 (メリケンカルカヤ生育期) |
0.75~1.0 |
西洋芝 (ベントグラス、 ブルーグラス) |
スズメノ カタビラ |
スズメノ カタビラ 出穂抑制 |
芝生育期 (スズメノカタビラ出穂前まで) |
0.1~0.2 |
*本剤及びビスピリバックナトリウム塩を含む農薬の総使用回数
※2023年8月2日適用拡大
効果・薬害等の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 散布前によく撹拌してください。
- ボトルの底に沈殿が発生する場合があるので、使用前に容器をよく振ってください。
- 展着剤加用は必要ありません。
- 西洋芝(ベントグラス、ブルーグラス)のスズメノカタビラ出穂抑制に使用する場合は次の事項に注意してください。
- □ スズメノカタビラの出穂前に有効なので、時期を失しないように散布してください。
- □ ターフ形成前の芝には薬害を生じるおそれがあるので、ターフ形成後の芝生に使用してください。
- □ 夏期高温時や強い踏圧を受けるなど、芝生の生育が停滞する条件では薬害が生じるおそれがあるので
使用をさけてください。
- □ 本剤を連続して使用する場合は、散布間隔を2週間以上あけて使用し、芝生が黄変している場合には
使用をさけてください。
- □ 散布後に黄変や生育抑制が発生することがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対
する影響は認められていません。
- 日本芝に使用する場合、散布後に黄変や生育抑制が発生することがあるが、一過性のもので次第に回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
- 日本芝(のしば)のメリケンカルカヤに対して反復処理する場合は、散布間隔を約40日あけてください。
- 雑草の生育期に薬液が雑草の茎葉全体にかかるように散布してください。また、雑草が大きくなりすぎると効果が低減するので、時期を失しないように散布してください。
- 散布後6時間以内の降雨は効果を減ずることがあるので、天候を見極めてから散布してください。
- 低温下では効果の発現が遅れる可能性があります。
- 雑草の種類によっては効果が変動する場合があります。
- 公園、堤とう等において体系で処理する場合、2回目の処理は1回目処理後40~50日後に実施してください。
- クズのつる注入処理をする場合には次のことに注意してください。
- □ 処理位置は株元から50cm以内とし、刃物等で外皮を木質部が見える位に剥皮して、薬液が十分付着する
ように滴下してください。
- □ 株頭が大きく、複数のつるが出ているものは、すべてのつるに薬液を処理してください。
- 作物及び有用植栽木の茎葉部へ薬液が飛散した場合、葉の黄化、落葉、枯死等の薬害が発生するので、田畑、果樹園等の周辺では流入や飛散に十分注意してください。
- 散布や調製に使用した器具・ホース等は水洗いし、水通しをしてください。
- 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、空容器は環境に影響を与えないように適切に処理してください。
- 水源池等に本剤が飛散・流入しないように十分注意してください。
- 本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
安全使用上の注意
- 眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
- 使用の際は保護眼鏡、農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼してください。
- かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
- 公園、堤とう等で使用する場合は小児や散布に関係のない者が作業現場に近づかないように配慮するとともに、居住者、通行人、家畜などに被害を及ぼさないように注意してください。また散布後にあっても、少なくともその当日は散布区域には立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に留意してください。
- 使用残りの薬剤は安全な場所に保管してください。
- 密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な場所に保管してください。
有効成分ビスピリバックナトリウム塩の作用機作
本剤の有効成分ビスピリバックナトリウム塩は、雑草生育期に茎葉部から吸収された後、速やかにALSに作用し、細胞分裂を阻害します。
有効雑草
イネ科
- 効果大
- スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、イヌビエ、エノコログサ、アゼガヤ、オギ、ススキ、メリケンカルカヤ、他。
- 効果小
- カラスムギ、ウィーピングラブグラス、カモジグサ、他。
非イネ科
- 効果大
- クサネム、オオバコ、イヌホウズキ、カラスノエンドウ、ヤハズソウ、エゾノギシギシ他多数。
- 効果小
- アメリカネナシカズラ、タネツケバナ、他。