「ヒートアイランド現象」とは、人で賑わい建物が林立する都市部ほど気温が高くなる現象。東京では、過去100年間で年間平均気温が約3℃上昇したそうです。そんな「ヒートアイランド現象」緩和のために注目されるのが、「屋上庭園」などの緑化です。植物が根から吸い上げた水分を葉から大気に放出する際、この気化熱によって周囲の気温を下げる効果があるのです。「法面」とは、高速道路などの側面に設けられた人工の傾斜地のこと。山間地が多い日本では、道路・鉄道工事や住宅地の開発時にこの「法面」が必要になりますが、雨や地震などによる土砂災害が懸念されます。そこで施される工事の一つが、「法面」に芝や樹木を植える工事。芝や樹木が表面を覆い根が土と絡み合うことで「法面」が強化され、風雨による浸食や風化を防ぐことができます。わす にぎたくけねんからけいしゃじゅうほどこおおしんしょくかんのりめん「ヒートアイランド現象」の緩和へみどりの力が。「法面」の土砂災害防止にも役立っている。07
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