みどりをまもるはなし
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                 つうしょう              カシノナガキクイムシ(通称:カシナガ)という虫が媒介びょうげんきん樹木をまもるのは大変なんだね。クビアカツヤカミキリクビアカツヤカミキリのフラス写真データの支給をお願いしますナラ枯れの様子クビアカツヤカミキリにより枯れたサクラ提供:埼玉県環境科学国際センターカシノナガキクイムシお花見をはじめ日本の風物詩に欠かせないサクラが、クビアカツヤカミキリという害虫による食害で枯れてしま                            さんらんう事態が多発しています。木の根元に散乱するミンチ状             ふんのフラス(木くずと糞が混じったもの)が目印のこの食害は、愛知県で初めて確認                    はきゅうされて以来、13都府県に波及。サクラだけでなく同じバラ科の樹木のスモモ、ウメ、モモも食害し、特定外来生物に指定                てんかいされ、その防除活動が展開されています。するカビの一種・ナラ菌により、コナラやミズナラなどのブナ科の木が大量に枯れてしまう「ナラ枯れ」の被害が問題となっています。その被害は、北海道を含む44都道府県にも及んでいます。被害にあった木々が、真夏にもかかわらず紅葉したかのように真っ赤に色づくのがとくちょう特徴です。29害虫被害で、日本のサクラが泣いている。病原菌から、ドングリ林の危機を救え!サクラの食害ナラ枯れ

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