みどりをまもるはなし
28/36

をまもる樹樹木木いろどマツ、サクラ、ナラ…。これらの樹木に彩られた日本の景色が、さまざまな病害虫の被害により□死の状態になっています。こうした被害を食い止めるために、今、農薬や人手による防除対策と保護活動が活発化しています。じゅもくがいひききが                                                                                                                                                                                    おとしいひんしぼうじょ病害虫の被害が、日本の樹木を危機に陥れています。                              あな害虫の予防には、健全な木に空けた穴からやくざい       はんしょく薬剤を注入し繁殖を防いだり、樹木にビニー          ま      しんにゅうルシートを巻き外部侵入を防ぐとともに内部              だっしゅつで羽化した成虫の脱出を予防する方法など                おか              があります。害虫に侵された樹木は、薬剤を28マツ枯れの様子マツノマダラカミキリ散布し成虫を殺虫。被害を受けた樹木は、 こ し       とう ぼく  きけん          ばっとう枯死による倒木の危険があるため、伐倒後、   じょう  は さい  しょうきゃく              ようちゅうくん蒸・破砕・焼却などによって内部の幼虫     く じょなどを駆除します。マツノマダラカミキリという害虫がマツの葉や樹皮を              ばいかい食害するとともに、媒介されたマツノザイセンチュウ(線                  しんにゅう         虫)がマツの木の中に侵入。これにより、マツの木の水      そ がい   すいじゃく          通しが阻害され衰弱・枯れてしまう被害が全国46都府                みほのまつばら県で発生しています。三保松原(静岡県)をはじめ、日本の風情ある景色を守るためにも適切な防除が急がれています。害虫の防除には、こんな方法があるよ。美しいマツ林の景観が、害虫で台無しに?!マツ枯れ

元のページ  ../index.html#28

このブックを見る