みどりをまもるはなし
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きょうい                                                                                                                             やくわりかがや雑草や病害虫の脅威から芝や樹木を守るために重要な役割を果たしているのが、農薬です。高い効果と安全性を実現するために、10年以上の年月と約250〜300億円もの金額を投入し開発されています。農薬は、芝や樹木の健やかな生育とみどりの輝きを支えます。     ぼうじょ雑草を防除する一方で芝や樹木を                        い じ芝や樹木が生育しみどりを維持す               しる   する過程では、芝の汁を吸ったり、芝              えいきょう                    はっ き農薬が人や芝に影響を与えることなく効果を発揮できる理由は、雑草や病害                  そくしん 植調剤は、植物の成長促進(または よくせい      抑制)、着果促進、発根促進など成じょそうざい除草剤さっちゅうざい殺虫剤        ちょうせいざい しょくちょうざい よくそうざい植物成長調整剤(植調剤)・抑草剤さっきんざい殺菌剤みどりをまもる枯らさないように、除草剤を使い分                     さまたけます。雑草の発芽成長を妨げる  ど じょう          の「土壌処理剤」と、伸びた雑草に直               けいよう接かけて枯らす「茎葉処理剤」があります。を食べたりするさまざまな害虫が現                  く じょれます。そんな害虫を駆除するのが殺虫剤です。23虫が固有に持つ弱点だけに効くようにつくられるからです。例えば、ある殺虫             だっぴ                            剤は虫の正常な脱皮をできなくすることで効果を示しますが、脱皮をしない人間には作用しないため安全を確保できるのです。長調整作用があります。抑草剤は、       か              くさたけ   しん雑草を枯らすのではなく草丈の伸ちょう        か  こ長を抑えて刈り込み作業を少なくし、景観を保つ効果があります。芝や樹木の病気の原因の多くは、実                     やくざい   くはカビの仲間。同じ作用の薬剤を繰り返し使用すると効きにくくなるた    ことめ、異なる作用を持つ薬剤をローテーションしながら散布することが必要です。農薬には、どんな種類があるの?農薬は、高い効果と安全性を両立しています。農薬は、高い効果と安全性を両立しています。農薬

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