病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

雑草

ヤハズソウ Kummerowia striata (Thunb.) Schindl. マメ科

コメツブツメクサ Trifolium dubium Sibth. マメ科

分類

ヤハズソウ:一年生マメ科(ヤハズソウ属)
コメツブツメクサ:一年生マメ科(シャジクソウ属)

生態・特徴
分布
北海道~沖縄
形態
ヤハズソウは地際から分枝し、斜上して生育する。茎は生育するにつれて木質化する。葉は3小葉からなり、葉先を引っ張ると支脈に沿ってに矢筈のような形にちぎれることからヤハズソウと呼ばれる。 春先から発生し始め、夏から秋にかけて淡紅色の花序をつける。マメ科植物は根粒菌と共生しており、空気中の窒素を栄養分にすることができるため痩せた土壌でも生育することができる。
ヤハズソウと形態が似ているコメツブツメクサは秋に発生し、春から夏にかけて黄色い花序をつけるため区別ができる。
繁殖器官
種子
発生場所
ヤハズソウおよびコメツブツメクサは道端、河原、空き地などで発生する。
ゴルフ場ではフェアウェイ、ラフで発生する。
  • ヤハズソウ
    ヤハズソウ
  • コメツブツメクサ
    コメツブツメクサ
発生消長

ヤハズソウの発生消長
※地域により発生時期が異なる。

防除方法のご提案
木質化する前に除草する
木質化したヤハズソウは除草剤が効きにくくなる。
春先の発生前に土壌処理剤を散布して発生を未然に防ぎ、発生後には木質化する前に茎葉処理剤を散布する。
弊社のおすすめ防除剤

雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤