病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

雑草

ウラジロチチコグサ Gamochaeta coarctata (Willd.) Kerguelen キク科

チチコグサ Euchiton japonicus (Thunb.) Anderb. キク科

分類

ウラジロチチコグサ:
一年生(越年生)キク科(チチコグサモドキ属)
チチコグサ:
多年生キク科(チチコグサ属)

生態・特徴
分布
北海道~沖縄
形態
熱帯アメリカ原産の帰化植物。
秋に発芽してロゼット状で越冬する。春から夏にかけて茎の先に紫褐色の花序を穂状につける。葉はへら状楕円形で先が丸く、表面は緑色で裏面は綿毛が密生して白色。
ウラジロチチコグサに形態の似ているチチコグサは多年生であり、ウラジロチチコグサに比べて除草剤の感受性が低い傾向がある。チチコグサは葉が線形で細長く先端が尖るため区別できる。
繁殖器官
種子
発生場所
空き地、道端などで生育する。
ゴルフ場ではフェアウェイ、ラフで発生する。
  • ウラジロチチコグサ
    ウラジロチチコグサ
  • チチコグサ
    チチコグサ
発生消長

ウラジロチチコグサの発生消長
※地域により発生時期が異なる。

防除方法のご提案
芝地周辺の除草をする
キク科雑草は綿毛で種子を伝搬するため、遠くまで種子が飛び発生場所が拡大しやすい。芝地周辺のチチコグサ類の除草を徹底する。
秋と翌春の発生前に土壌処理剤を散布し、発生後は茎葉処理剤を散布する
秋と翌春に土壌処理剤を散布して発生を防ぎ、生育したチチコグサ類は茎葉処理剤を散布する。ただし、茎葉処理剤は気温の低い時期に散布すると効果が落ちるため注意する。
弊社のおすすめ防除剤

雑草発生前の有効剤・土壌処理剤

雑草発生後の有効剤・茎葉処理剤