病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

害虫

コイチャコガネ Adoretus tenuimaculatus

分類

コウチュウ目(鞘翅目)コガネムシ科

形態・特徴

ふ化幼虫は体長約3.3mm、終齢幼虫は体長17~20mmで乳白色。芝の根部を食害する。 成虫は体長9~12mmで赤褐色~暗褐色、長円形である。成虫はクリ、ブドウ、ナラ、ケヤキなどの果樹および樹木類の害虫として知られている。成虫は芝を直接食害しないが、土中から脱出する際に排出する土壌がゴルフプレーの支障となり問題となる。

  • コイチャコガネ
    コイチャコガネ
生態・発生消長
  • 年1回の発生で成虫は6月中旬~10月中旬の長期にわたって発生するため問題となる。
  • 成虫は昼行性で、餌植物上で摂食と交尾を行い、17~19時にグリーンやティーイングエリアに飛来して潜る。
  • 幼虫はコウライシバなどをよく食害し、摂食の旺盛な3齢幼虫の発生する8~9月頃に芝を黄変させる。
  • 成虫で越冬するが、一部で幼虫も越冬する。
防除方法のご提案

幼虫発生初期に殺虫剤を散布する。
コイチャコガネの防除方法