病害虫・雑草図鑑病害虫・雑草図鑑

病害

いもち病

発生草種

ベントグラス、フェスク、ライグラス

病原菌

Pyricularia griseaPyricularia sp.

発生消長

6~10月に発生する。

生態・特徴

ペレニアルライグラスでの発生が最も問題となっている。高温多湿が続くと病勢が激しくなる。本病は成熟したターフよりも若いターフでの発生が多い。窒素多施用土壌での被害が顕著である。葉や茎に紡錘形で褐色の病斑が形成される。激発すると強い乾燥害を受けたようにターフ全体が枯死する。ベントグリーンでは葉枯症状を呈し、褐色で小型の不整形パッチとなる。

  • ベントグラス(グリーン)のいもち病
    ベントグラス(グリーン)のいもち病
  • いもち病 病原菌の分生子
    いもち病 病原菌の分生子
  • ライグラスのいもち病
    ライグラスのいもち病
  • ライグラスのいもち病の病徴
    ライグラスのいもち病の病徴
防除方法のご提案

窒素多施用土壌での被害が顕著であるため、発病後は窒素施用を控えて養生する。
防除方法のご提案/いもち病