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芝生用植物成長調整剤 / 農林水産省19686号

理研ビオロック®フロアブル

理研ビオロック(R)フロアブル

種類名 プロヘキサジオンカルシウム塩水和剤
物理的化学的性状 類白色水和性粘稠懸濁液体
有効成分 カルシウム=3-オキシド-5-オキソ-4-プロビオニルシクロヘキサ-3-エンカルボキシラート 25.0%
その他の成分 水、界面活性剤等 75.0%
毒性 普通物(毒劇物に該当しないものを指していう通称)
包装 100ml×8本
有効年限 4年

現場のニーズに対応し、様々な散布方法を提供可能。いずれの散布方法も、芝生の刈り込み回数の低減、及び刈り芝量の減少による、省力化・管理経費の削減が期待できます。
更に芝の芽数増加効果により、ターフ品質の向上と、各種ストレスへの耐性アップも期待できます。
夏越し対策には、当製品を用いたトリプルアップ処方をお勧めします。

®登録商標


理研ビオロックの特長

作用機作

本剤の有効成分であるプロヘキサジオンカルシウム塩は、植物ホルモンの1つであるジベレリンの生合成経路の最終段階である前駆体ジベレリン(GA20)から活性型ジベレリン(GA1)の生成を強く阻害し、植物体内の活性ジベレリンの量が低下、芝生の伸長が抑制されます。

散布方法の例

  1. 地上散布(動力噴霧器、大規模散布機械「スパウター」等の使用)
  2. 空中散布(産業用無人ヘリコプターの使用)

使用方法(1) 【地上散布】

作物名 使用目的 10アール当り
使用量
使用時期 本剤総
使用回数
使用
方法
プロヘキサジオン
カルシウム塩を
含む農薬の
総使用回数
薬量(ml) 希釈水量(L)
日本芝
西洋芝
(ブルーグラス)
草丈の伸長抑制
による刈込み軽減
40~80 100~200 生育期 6回以内 茎葉散布 6回以内
西洋芝
(ベントグラス)
20~60
日本芝 芽数増加 40~80
西洋芝
(ベントグラス)
40~60

使用方法(2) 【空中散布】

作物名 使用目的 希釈
倍数
使用
液量
使用
時期
本剤の
使用回数
使用方法 プロヘキサジオン
カルシウム塩を
含む農薬の
総使用回数
日本芝 草丈の伸長抑制
による刈込み軽減
20倍 0.8l/10a 生育期 6回以内 無人ヘリコプター
による散布
6回以内

本剤の上手な使い方

5月下旬~6月中旬の散布が最も効果的です。
芝草の生育が旺盛な場所に使用してください。

無人ヘリコプターを利用した本剤散布の利点

無人ヘリコプター  1.単位時間当たりの散布面積
手散布(ガンノズル) 7,000~10,000m²/時間*
スパウター 20,000~30,000m²/時間*
無人ヘリコプター(RMAX) 40,000~50,000m²/時間*

(*散布面積は標準的なものであり、作業環境により変動します。)

ガンノズルに比較して単位時間当たりの作業効率を約5倍にすることが可能です。
プレー開始時間以前にすべての作業を修了することも可能となりました。

2.オペレーター(有資格者)による外注施工となるために、コース管理の方々の手を煩わせることなく作業ができます。
  (一部立会いをお願いする場合もあります)

3.芝生への薬剤の付着
 ・濃厚少量散布のため、散布液の流亡が少なく、葉への散布付着率がアップします。
 ・ヘリコプターのローターによるダウンウォッシュ(吹き降ろし風)により、葉裏への付着効果も期待できます。

4.芝生に対する安全性
 ・理研ビオロックフロアブルは、芝生に対する安全性が極めて高い薬剤です。また、ターフを緻密で良質なものへと仕上げます。
 ・散布車を芝生に乗り入れないことから轍(ワダチ)の心配がありません。

スパウターの利用による単位時間当たりの散布面積比較

  ●単位時間当たりの散布面積比較(参考)
散布法 散布面積(m²/時間)
ガンノズル(手散布) 7,000~10,000
スパウタ 20,000~30,000
*手作業の散布に比較して約2~4倍の面積を散布できます。

散布面積比較

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